自作カードゲームのバランス調整秘話

自作カードゲーム「DiceDeckRandom」

DiceDeckRandom

ブログの作者「葵時計」が1番最初に制作した、ランダムに生成されるデッキと毎ターン振られるダイスを用いた戦略性のあるカードゲームです。
まだ遊んでいない方はこちらから遊んだ後この記事を読むことをお勧めします。

バランス調整秘話

プレイヤーへの攻撃範囲とプレイヤーの位置

現在、カード同士のバトルは正面とその左右まで届き、プレイヤーへの攻撃はさらにその左右まで届きます。
つまり、自分のカードから見て2マス横のプレイヤーまで攻撃が届きます。

しかし実装当初はプレイヤーへの攻撃範囲が1狭く、自分のカードから見て、敵のカードへもプレイヤーへも1マス横までしか攻撃が届きませんでした。

何が問題だったか

端のカードがなにもできない!!!!!

さらに当初、現在のようなプレイヤーの位置によるデメリットが存在せず、どの位置でターンを終えてもドローできる枚数は同じでした。(現在は中央が2枚、中央横が1枚、端が0枚)

この仕様上、端にカードを出されても、反対側にプレイヤーを移動させるだけで、端のカードが息をしない。。。
さらに、お互いが逆サイドを本陣にしあって試合は硬直、テンポ最悪。。。↓

しかし、攻撃範囲そのものを1増やすと、カードをどこに配置するのかという戦略性が少し失われてしまいます。
そのため、プレイヤーへの攻撃範囲だけを1増やし、プレイヤーの位置は中央であればあるほど強力なメリットを得るようにしました。

調整した結果

プレイヤーは基本的に中央に居座りたいですが、端のカードからも攻撃されてしまうことから、端のカードに存在感を持たせつつ、カード同士のバトルにおいての戦略性を保ちました。

効果 : 守護神のナーフ

よくプレイヤーを守るのに使われる守護神くん。現在の効果をおさらいします。

相手の攻撃を1度だけ防ぐ盾を持つ。この盾は2ターン経過でも消え、盾があるとき攻撃範囲が1減る。

DiceDeckRandom ルール説明

この効果は、高い防御力を得る代わりに攻撃性能が落ちます。
しかし元々の効果は「相手の攻撃を1度だけ防ぐ盾を持つ」のみです。

!?!?!?!?!?

守護神を並べるだけで、相手は必ず2回以上の攻撃をしないと1枚のカードを取れません。
しかも、あいこや負けのカードで殴ってしまうと自分のカードは破壊されます。
そのうえ、放置をすると盾を持ちながら特攻してきます。。。攻撃性能は他カードと同様なので。。。

このゲームは、召喚と攻撃のコストが全カード共通のため、すべてのカードパワーを同様にしなければバランスが崩壊し、運ゲーが加速します。

そのため、急遽、守護神のナーフを行いました。当たり前ですね。
他のカード効果も強いのですが、ダントツで強すぎました。
カード効果は8種類あるのですが、バランス調整を行った効果は守護神のみです。

調整した結果

2ターンの放置でも盾が剥がれ、攻撃範囲が1減った分放置しやすくなった守護神くんですが、まだまだ強いです。
しかし他のカードの効果も同様に強いため、良いバランスではないでしょうか。
爆弾特攻くんと空中浮遊くんがいい感じのメタにもなってくれてます。

まとめ

以上がDiceDeckRandomを制作するときに行ったバランス調整です。
OMG 守護神くん 強すぎるよ。。。

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